大腸菌の抑制・便通改善

母乳に高濃度に含まれるラクトフェリンは、乳児において腸内菌の形成や腸内感染の防御に寄与する乳成分と考えられています。

またマウスを用いた動物実験では、経口投与されたラクトフェリンの腸内における抗菌作用が確認されています。

そして、マウスに市販の牛乳だけを与えて飼育すると、マウスの腸管で大腸菌が急激に増加しますが、牛乳にラクトフェリンを0.5%~2%添加すると、添加したラクトフェリンの濃度に比例して、大腸菌が抑制されることが分かっています。

そのうえ、ラクトフェリンを添加した粉乳で乳児を哺育した場合、糞便中のビフィズス菌の増加・大腸菌の減少・便pHの低下・リゾチーム活性・有機酸含量の上昇などが報告されています。

そのほかラクトフェリンは、大腸菌などの悪玉菌の生育に必要な鉄を奪い、悪玉菌の増殖を抑えます。

そのためラクトフェリンを摂取していると、自然にビフィズス菌などの善玉菌が腸内で優勢となり、便通が円滑になるのです。

◇便秘など、お腹の調子が良くない方

ラクトフェリンは善玉ビフィズス菌を増やすので、お腹の調子が良くなる、便の臭いがなくなる、頑固な便秘が治るなどのお声をいただいています。

男性 65才

何年も前からしつこい便秘症で悩み続け、クスリ等、いろいろ使いましたがダメでした。ラクトフェリン腸溶錠を毎日3錠ずつ服用して、一週間が経過した頃から、快便が続き、疲労感も少なく、毎日楽しい生活を送っています。