ガンの免疫治療

ガン治療の3本柱として、外科的にガン細胞を取り除く外科手術、放射線を照射してガン細胞を殺す放射線治療、抗ガン剤でガン細胞をやっつける抗ガン剤治療が挙げられます。

また第4のガン治療として期待されているのが、自然治癒力を利用する免疫療法であり、免疫には無差別に異物を攻撃する自然免疫と、特別な印を見分けて外敵を攻撃する獲得免疫があり、これらの免疫を司令するのが樹状細胞です。

そしてラクトフェリンは樹状細胞を活性化し、活性化された樹状細胞は自然免疫系と獲得免疫系の細胞を活性化させ、腫瘍の原発巣と遠隔の腫瘍転移巣に浸潤して、ガン細胞を破壊します。

ラクトフェリンは、腸管のパイエル板や小腸上皮突端のM細胞から取り込まれるので、胃で消化分解されないラクトフェリン腸溶錠は、より効果を発揮することが期待されます。

アジェニックスというベンチャー企業で、遺伝子組換えによるヒトラクトフェリン溶液製剤を用いて、非小細胞肺ガン・胃細胞ガン・卵巣がんなどに対する臨床応用が検討されています。

そしてラクトフェリンは、腫瘍血管の新生を抑制して転移を抑制するため、ガン細胞の外科切除後の再発防止に効果があることが期待されています。

また抗ガン剤や放射線治療に伴う免疫力の低下を防止して、重篤な口内炎などの副作用を改善します。

さらにラクトフェリンには単独で鎮痛作用があり、モルヒネと併用するとモルヒネの鎮痛作用を数十倍増強させるだけでなく、μ-オピオイドを介して精神的な不安を和らげる作用があることも報告されています。

そのうえラクトフェリンは遺伝子の酸化障害を抑制し、異常DNAを修復する機能を維持するので、正常細胞からガン細胞への突然変異を抑制すると考えられます。

◇うつ病、抗がん剤の副作用などでお困りの方

ラクトフェリンは転移を抑え、口内炎などの抗がん剤による副作用を和らげます。動物実験の結果、内因性オピオイドの作用を増強して、抗不安作用、鎮痛作用があることも分かっています。うつ病やがんの痛みでお困りの方、がんの転移防止、再発防止にお勧めします。

女性 75才

がんで寝たきりだったが、ラクトフェリン腸溶錠を一回6錠、一日3回飲むようにしたところ、元気に起き上がれるようになった。

女性 35才

うつ病で育児や家事が手に付かず困っていたが、ラクトフェリン腸溶錠を飲みはじめてから、元気になってきて周りの家族も喜んでいます。

男性 70才

抗がん剤の副作用で口内炎がひどく、しゃべることも出来なかったのが、ラクトフェリン腸溶錠(50mg)を飲むようになってから、こうして電話で話が出来るようになり、助かっている。